特定非営利活動法人日本SAQ協会
平成22年8月20日(金)に開催したバスケットボールのセンタープレイヤーに対するスピードトレーニング「BIGMAN CAMP2」の報告です。

バスケットボールのセンタープレーヤーに対するスピードトレーニング

コートに佇む二人のアメリカ人を見て、どれほどの人がバスケットボールという競技を連想するでしょう。二人とも身長は160cm台、一人は白人、もう一人はヒスパニック系です。 日本人の中に入っても小柄な二人が、長身の黒人が支配するバスケットボールという競技でプレータイムを獲得するには、圧倒的なスピードで他を凌駕するしか活路はなかったはずです。

1人は高校時代にバスケットボールで州のチャンピオンに輝きながら、大学では100mのスプリンターに転身しました。屈強な黒人が1/100秒を競い合う戦場に身を投じた小さな白人は、PAC10という強豪ひしめくカンファレンスで高いパフォーマンスを発揮し続けました。着々とオリンピック出場という目標に近づきつつあった大学4年目の年、ハムストリングスのケガであっけなく選手生命の終わりを迎えました。目標を失った男は、現役時代の経験とトレーニング科学を融合し、当時としては稀有な存在であったスピードに特化したトレーニングコーチとして歩み始めました。

1人のスピードに飢えた男がいました。その男の名はヘンリー・ブレラ。持ち前のスピードで恵まれない体格を克服していたヘンリーは、さらなるスピードを求め、小さな白人のスピードトレーニングコーチの門を叩きました。コーチの名はスコット・フェルプス、二人の運命の出会いでした。

NBAを夢見るヘンリーはスコットよりもさらに背が低く、その夢の実現は誰の目にも難しく映りました。ヘンリーは周りの雑音にいっさい耳を貸さず、スコットの指導の下、着実に圧倒的なスピードを獲得していきました。

そして、学生時代は所属するカンファレンスのファーストチームに二年連続選出されるなど、スピードを駆使したプレーは高い評価を得ました。それでも、NBAへの道は険しく、ヨーロッパのプロリーグを最後にユニフォームを脱ぐことになりました。目標を失ったヘンリーは、スコットと同様、スピードトレーニングコーチとして人生の再スタートを切ることになりました。

スコットは50才を目前にスピードトレーニングコーチとしての円熟味が増してきています。片やヘンリーは、現役を退いて数年の時を経ても、その圧倒的なスピードは健在で現役時代の凄まじさを垣間見るができます。日本で久し振りの再会を果たした二人は、ビッグマンのスピードを高めるという一見無謀な目的を課せられましたが、その難しいタスクを楽しむかの如く、当日のメニューをこなしていきました。

 

スコットの的確なコマンドで参加者の動きが改善され、そしてヘンリーがそのスピードで参加者を納得させる二人のコラボレーションは、贅沢以外の何ものでもありませんでした。充実した3時間を終えた参加者の顔からは、確実に進化したという自信から凛々しさが感じられました。
来年の再来日を誓い、コートを後にした両コーチは、早くも来年の「ビッグマンキャンプ3」の構想を話し始めていました。See you next year.

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